がん患者両立支援
こんにちは、NYKオフィスの平野です。
私事ですが、今月4月に誕生日を向かえ、42歳となりました。
日々業務が忙しい中、時間を取ってジョギングなどで身体を動かし、健康に気を付けているとはいえ、30代までは考えもしなかった、40代、50代の働き盛りの時に「がん」を発症したらどうしよう...と考えるようになってきました。
日本国民の「2人に1人」が「がん」になり、「3人に1人」が「がん」で亡くなると言われています。
がんと診断されても働きたい人は増えているとみられますが、「がんの社会学」に関する研究グループが、2013年に4,000人の体験者を基に調査したところ、がんと診断された後に退職する人の割合は実に34.6%に上ったそうです。
そこで厚生労働省は2月に、がん患者らが治療と仕事を両立できるよう支援する企業向けガイドライン(指針)を公表しました。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000113365.html(厚生労働省)
内容は、
1.医師と企業が患者の症状や仕事内容を情報交換するための文書ひな形を作る
2.治療と仕事の両立に向けて短時間勤務や休暇制度の活用を促す
3.企業が従業員から相談された場合の対応の流れを示す
といった環境整備のもの
(1)従業員が企業へ申出(主治医からの意見)
∇
(2)企業が必要な措置や配慮について産業医等の意見を聴衆
∇
(3)企業が就業上の措置等の決定・実施(両立支援プラン作成)
といった進め方に関するものです。
平成22年国民生活基礎調査によると、仕事を持ちながら、がんで通院している人は、約32.5万にいるとされ、今後も増えていくとみられています。
がん患者の就労に関する相談窓口については、全国に400を超えるがん診療連携拠点病院には「がん相談支援センター」があり、働き盛りのがん患者とその家族の就労に関する相談も受け付けています。また、企業においての働き方・雇い方についての相談や、年金、社会保険などの社会保障制度については、「労働問題」や「社会保険」の専門家である社会保険労務士も相談窓口として一つの選択肢です。
「がん」は早期発見、早期治療こそが最良の解決法になります。
体調管理に気をつけ規則正しい生活を心がけましょう!!
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